手作り日焼け止め作り!ココナッツオイルとシアバターでシンプルに

手作り日焼け止め酸化亜鉛ココナッツオイル

子育てママの中には、できるだけケミカルなものを使わず、エコでナチュラルな子育てを実践している方は多いのではないでしょうか?

私も子育てはできるだけ”自然の中で”と思っております。そんな中で、健康や子供を取り巻く環境、社会について考えたときに、不要なものがとても多いと感じました。

私は子どもには、日焼け止めは使いませんが、身体にシミの原因となる鉄や酸化しやすい脂が多い自分の肌には、日焼け止めを塗っております。2年間、海外の製品を購入していましたが、今年は手作りしてみることにしました。

目次

手作り日焼け止めの注意点

手作り日焼け止めと帽子

手作りの日焼け止めを作るときの注意点は以下の通りです。

素材の質に気を付ける

私は手作りで何でも作ってみよう!試してみよう!とチャレンジしますが、気を付けていることといえば、素材・材料の質です。

材料費を抑えよう!コスパ重視!ではなく、どんな材料かをチェックし、できるだけ品質がよさそうなものをチョイスしています。

品質については、検査機関で検査しないと分からない部分もありますが、消費者としてリサーチできる部分はできるだけリサーチして、分からなければ生産者に問い合わせてみて、納得できる材料を選んでください。

私は、リスク回避のために、同じメーカーを使い続けないようにしています。

パッチテストをする

誰かが「これめっちゃ良い!」と言っていても、自分の肌に合うか合わないかは試してみないと分かりません。私は乾燥しがちな皮膚ですが、比較的分厚く丈夫な感じの皮膚なので(日焼けしても黒くなるだけで炎症はしない)パッチテストをせずにいきなり手に塗ってしまうこともありますが、皮膚が弱い方、敏感な方は必ず腕の内側などでパッチテストをしてください。

肌に合わなかったら使用を中止する

もし肌に合わなかったら思い切って使用を中止しましょう。配合の割合を変えて作り直すのもいいかもしれません。私は顔用に作ったクリームがいまいちだった時は、かかとやヘア、爪ノケアなど、部位を変えて使用することもあります。

精油を入れる場合は「光毒性」に注意

手作り化粧品・日焼け止めには、香りづけとして、お好みの精油をプラスすることもできるのが私はとても好きなのですが、(市販のものの匂いが苦手…)何を入れてもOK!というわけではありません。精油の種類によっては、肌や体を傷つけてしまうものもあります。

日焼け止めに使う場合は、光毒性、光アレルギーがある精油に注意しましょう。精油の注意書きに”使用後数時間は、太陽光を避ける””皮膚に塗布した場合は直射日光を避ける”などの表記があるものもあります。

光毒性とは、ベルガプテンなど紫外線に当たることで肌の炎症、シミなどの皮膚トラブルを引き起こす可能性がある成分のことです。一般的には柑橘系の精油に含まれると言われていますが、柑橘系の精油の中でも、含有量にかなりばらつきがあり、一番多いのはベルガモット精油ということが知られています。

光毒性って何やら怖いネーミングですが、私個人的には「少量であれば大丈夫」だと思っており、独断と偏見で肌につけるものにベルガモットの精油を使うこともあります。(好きなので…)
皮膚が丈夫だからか、量が少ないからかは分かりませんが、炎症などのトラブルになったことはありません。

中には、光毒性のある成分を除去した精油も販売されていますので、日焼け止めに使いたい場合には、光毒性のある成分が除去されている、日中肌につけていても安全なものを選択してください!
光毒性のある成分が除去されているものはベルガプテンフリー(BGF)またはフロクマリンフリー(FCF)と記載があります。

自分だけに使う

手作りの日焼け止めが良かったからと言って、他の人に使わないようにしましょう。自分の責任で作るのはOKですが、人に薦めてトラブルになったら困ります。もし手作りの日焼け止めを販売したいという場合は、日本では化粧品製造販売業許可や化粧品製造業許可、化粧品製造販売届などが必要になります。
ただし、材料を販売する、材料を使ってご自身で作った成果物を持ち帰るというWSでしたら許可はいりません。

まとめると、手作り化粧品でトラブルになるか、ならないかは色々な要因があると思いますので、ご自身の肌の状態に合わせて、レシピを変えたり、使う量に気を付けたり、自己責任で行ってくださいね。

市販品の場合は、メーカーに苦情など言えるかもしれませんが、ご自身で作成したものはご自身の責任の元で使用しましょう。

手作り日焼け止めのSPF値は?

日焼けどめのSPF値は高いほうが日焼け止め効果がある!というイメージを持っていませんか?私も昔はそう思い込んでいて、SPF50の日焼け止めを使っていたこともあります。

ですが、SPF値が高すぎる日焼け止めはビタミンDの合成を阻害するというデメリットもあります。私も過去に使用していた際、SPF値の高い日焼け止めで肌が乾燥したり、肌に負担がある気がしていました。

リサーチしたところ、日常生活では、SPF10~20程度で十分ということです。何事も、ほどほどがベストだと思っております。

私が個人的に、驚いたのは、PAやSPF値は、1㎠当たり2㎎ずつ皮膚に塗ったときの値で計測しているという点です。そんなに分厚く塗っているか?といえば塗っていない人がおおいのではないでしょうか?

ということで私はあまり日焼け止めのSPF値などは気にせず、こまめに塗りなおすとか、焼けても炎症を起こさない丈夫な肌を作ることを目指しております。ただ、なんとなく気持ちの面では、肌をカバーしているという安心感が欲しいので、SPF10くらいで、紫外線散乱剤を使った日焼け止めを手作りしています。

紫外線散乱剤とは、皮膚に当たった紫外線を反射することで、日焼けを防ぐものです。肌につけたときに白くなりますが、紫外線を反射するイメージです。

それに対して、紫外線吸収剤は皮膚の表面で紫外線と化学反応を起こして、皮膚表面で紫外線を吸収するというものです。

白くならないというメリットがあり、日本では”安全性は確認されている”といいますが、個人的にはどうなのかな~?と思っております。

なので、手作り日焼け止めには、紫外線散乱剤といわれる「酸化亜鉛」を使います。

ですが、なんと日本では「紫外線散乱剤」として扱われている酸化チタンや酸化亜鉛にも「紫外線吸収剤」としての性能があるということです。

酸化亜鉛の紫外線吸収波長

VB領域である290nmからUVA領域である390nmまでの幅広いUV吸収能を有しており、UVBおよびUVA吸収による紫外線吸収作用も認められています。(中略)
∗6 日本以外の国では紫外線吸収剤として分類されていますが、配合上限濃度はいずれも25-30%です

引用:化粧品成分オンライン

酸化亜鉛と酸化チタンの違い

紫外線散乱剤には、酸化亜鉛と酸化チタンがあります。

日焼け止め性能の性能としては、酸化亜鉛よりも、屈折率が高い酸化チタンの方が優れていますが、その分、酸化チタンは白浮き、きしみ感が生じやすいというデメリットがあります。

そのため、酸化チタンを日焼け止めに使う場合、白浮きさせないため、使用感をよくするためにナノ化(微粒子化)したものを使うということです。

ナノ化されているものも「安全だ」と言われていますが、個人的にはできるだけナノ化されていないものを使いたい&白くならなくてもいいので、私は酸化亜鉛を使います。

ナノ粒子ワールドによると、ナノ化された酸化チタンは炎症のもとになるという報告もあるようです。まとめると

  • 粒子径が小さくなる=質量に対して表面積が大きくなると他の物質へ触れる面積が広くなり反応性が高まる。
  • 酸化チタンのナノ粒子が生体に入ると免疫機能が反応し炎症が起こる
  • 粒子径が小さくなればなるほど、少ない量で炎症反応が起きる
  • 粒子径が小さいほど炎症が発生する部位が拡大する

酸化亜鉛には、皮膚を引き締める「収れん作用」があるので、「毛穴が詰まる」と噂されていますが、酸化亜鉛の含まれた日焼け止めを2年使っておりますが、毛穴が詰まったという印象はありません。むしろ、何もファンデーションをつけていないのですが「肌きれいだね」(=ファンデーションなしですごいね)とほめられることもありました。

毛穴を引き締めるため、皮脂バランスを整えるために収れん作用がある化粧品が販売されているくらいですので、「酸化チタンと違って酸化亜鉛には収れん作用がある」=「毛穴が詰まる・危険だ」という説明は、どうなのかな~と思います。

実際に、酸化亜鉛は、毛穴の引き締めを目的にしたボディパウダーや、制汗剤などにも使われています。

酸化亜鉛の安全性について化粧成分オンラインから引用してまとめました。

酸化亜鉛の現時点での安全性は、

  • 医療上汎用性があり有効性および安全性の基準を満たした成分が収載される日本薬局方に収載
  • 外原規2021規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2021に収載
  • 40年以上の使用実績
  • 皮膚刺激性(非ナノ粒子):ほとんどなし
  • 皮膚刺激性(ナノ粒子):ほとんどなし
  • 眼刺激性(非ナノ粒子):ほとんどなし
  • 眼刺激性(ナノ粒子):ほとんどなし-軽度
  • 皮膚感作性(非ナノ粒子):ほとんどなし
  • 皮膚感作性(ナノ粒子):ほとんどなし
  • 光毒性(光刺激性):ほとんどなし
  • 光感作性:ほとんどなし

このような結果となっており、ナノ化の有無にかかわらず、化粧品配合量および通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。

引用:化粧品成分オンライン

手作り日焼け止めのレシピ

お待たせしました!いよいよ手作り日焼け止めのレシピです!と言いたいところですが…

ブログで公開したレシピが原因でトラブルになると困るので、気になる方は個別にお問合せください。

おすすめの材料をシェアさせていただきます!

手作り日焼け止めのSPF値については酸化亜鉛の含有量を変えることで変化させることができます。

SPF2~5全体の3%
SPF6~11全体の7.5%
SPF12~19全体の12%
SPF19~20全体の20%

私が作成の際に参考にしたオーガニックの商品は、とてもシンプルな材料で作られていましたので、これは自分でも作れそうかも!と思い自作してみました。

手作り日焼け止めと検索すると色々なレシピが出てくると思います。実験がお好きな方は、お好みでオリジナルレシピも楽しめそうです。

オリーブオイル、ホホバオイル、サンフラワーオイル、ココナッツオイル、シアバター、ミツロウ、ホホバオイル、ひまし油、カカオバター、などを使っていらっしゃる方が多いようですが、個人的には、この中であまりおすすめできないオイルもあります。

私は、ココナッツオイル&シアバターでシンプルに作ってみました!

日焼け止めのレシピ、知りたい方はお問合せください✨

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手作り日焼け止め酸化亜鉛ココナッツオイル

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