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【親子関係を改善】シュタイナー4つの気質の特徴を知って長所を伸ばし・調和を目指す!

親子関係が上手くいかない、毒親になっちゃうかも、こどもの長所を伸ばしてあげたいけど短所ばかりが目についてイライラしてしまうなど我が子の理解に困っている方、シュタイナー教育をご存知ですか?

人間の性格や特徴を分類する方法は様々な方法がありますが、ヒポクラテスの4つの気質がとてもシンプルで分かりやすく、エンペドクレスの4元素(火・風・土・水)に基づいて自然原理にのっとっています。

 神智学者であるルドルフ・シュタイナーはこの4つの気質を重視し、ゲーテの色彩論も採用して教育にとりいれました。

この4つの気質(胆汁質・憂鬱質・多血質・粘液質)の特徴は子供ほど顕著に現れるといわれています。

気質が強く現れた子供を、調和の取れた理想的な人間に育てるのが教育者(親・教師)の役目です。

親子関係が全く上手くいかないという人は自分と子供が相性があまりよくない気質であることがほとんどです!

4つの気質を理解すれば、親子のよりよい関係、よりよい人間関係を作るのに大変有効です!

この記事では、ルドルフシュタイナーが提案する4つの気質についてカンタンに説明します。

目次

4大元素&4つの気質&色&星座

古代ギリシャで誕生したエンペドクレスの4大元素にとヒポクラテスの4つの気質は長い間覆す理論がなく、ヨーロッパを支配していました。

ヒポクラテスは医者で患者の病気や性質をみているうちに体内を構成する4つの液体(胆汁・血液・油・リンパ液)が交じり合って4つの気質ができると考えました。

長い間出生時の星の配置が体質(4つの気質)を支配し、人と宇宙が対応しているという占星医学や、診断・治療に利用されてきました。

ゲーテは詩人としてだけでなく、自然科学者として色彩論で物事の本質を見抜きました。

残念ながら、偉大すぎる原理を覆そうとルネサンス期に「原子論」が登場すると医療や科学の世界から姿を消していきますが、近年再認識されてきています。

  • 火=胆汁質=赤(牡羊座・獅子座・射手座)
  • 風=多血質=黄色(双子座・天秤座・水瓶座)
  • 土=憂鬱質=青(牡牛座・乙女座・山羊座)
  • 水=粘液質=緑(蟹座・蠍座・魚座火)

が4元素と4つの気質、色の関係です。

星座は現在でも占いに良く使われますが、医療にも使われていたというのを知ると、占いが摩訶不思議なものではないと感じますよね。

こどもは生まれ持った気質を強く表しますが、複数の気質が混ざり合って存在していて、教育や自己教育によって調和させることができると考えたのがシュタイナーです。

正反対の気質(火⇔水)、(土⇔風)は混ざりにくいといわれますが、同時に持つ人もいます。

シュタイナー教育のポイント!4つの気質の特徴とは

胆汁質(火)の子どもの長所・短所

火のイメージとドロドロした黄色い液体胆汁をイメージしてください。

胆汁質(火)の気質の子どもの長所は以下の通りです。

単刀直入に感情表現できる
自分で目標を決め、最後までやり遂げることができる
積極的で決断力がある
自己主張ができる
赤を好む(補色の緑が自分の中で作られ安心する)

はきはきして元気がある・パワーとエネルギーにあふれた子供です。

一方4つの気質の中で最もトラブルメーカーになりやすく、難しい短所があるので、胆汁質の子供をもつ親、または自分が胆汁質の気質が顕著に現れるという親は気をつけなくてはいけません。

短気、すぐに大爆発
怒り出すととめることができない
怒ったあと忘れている

ドイツでは、胆汁質の人がキレた時は「胆汁があふれた」と表現します。

胆汁質の気質が行き過ぎると暴力になります

ドイツの詩人、ゲーテとシラーが考えた4つの気質とそれがまざりあった気質にぴったりの12の職業を示した「気質のサイクル表」というのが面白いので、少し時代錯誤にはなりますが紹介します。

それによると、胆汁質の人は英雄になります。

胆汁質と多血質が混ざると冒険家、胆汁質と憂鬱質が混ざると暴君の特徴がぴったりあてはまります。

多血質(風)の子どもの長所・短所

さわやかに流れる風と体内のすみずみまで酸素を運ぶ血液をイメージしてください。

多血質(風)の子どもの長所は以下の通りです。

軽快でほがらか
誰からも好かれるような振る舞いができる(愛嬌がある)
好奇心旺盛・興味関心が高い
とにかく楽しいことが好き
黄色を好む(補色の紫が自分の中で作られ集中できる)

何にでも積極的で、自分にも相手にも朗らかな子どもで、誰からも愛されます。

一方以下のような短所があり、親を悩ませるかもしれません。

あちこち行ってしまってじっとできない
長続きしない・飽きっぽい
お調子者

多血質の気質が行き過ぎると、精神撹乱になります。

気質のサイクル表によると、多血質の特徴がぴったりあてはまる職業は最高の恋人です。

多血質に胆汁質が混ざると世渡り上手(享楽主義者)、多血質に粘液質が混ざると詩人がぴったりです。

憂鬱質(土)の子どもの長所・短所

土のイメージと、胆汁は脂肪を分解するための液体ですが、どろどろと重くなって黒くなり固まることがあります。

胆汁が動かない状態、油などをイメージしてください。

憂鬱質(土)の気質の長所は以下の通りです。

真面目で誠実
深く考えられる
静かで落ち着いている
向上心が高い
根気強い
相手に深く同情できる
青を好む(オレンジが自分の中で作られ癒しになる)

学校でのお勉強に関しては優等生タイプです。

一方短所は

考えすぎて行動になかなか移せない
憂鬱になりやすい
感傷的になってなかなか泣き止まない
自分の殻に閉じこもり自分ばかり傷つけられたといつまでも悩む

憂鬱という気質にぴったりの特徴を持ちます。

憂鬱質の気質が行き過ぎると鬱になります

気質のサイクル表によると、憂鬱質の気質がぴったりの職業は整理整頓・正確さという意味の杓子定で、憂鬱質に胆汁質が混ざると支配者、憂鬱質に粘液質がまざると哲学者になります。

粘液質(水)の子どもの長所・短所

水や体内をゆっくりと流れてホルモンなどを運ぶ液体(リンパ液など)をイメージしてください。

いつもおだやかでおっとり
好きなことは何度繰り返しても飽きない
根気強く・おちつきがある
人の悪口や人が嫌がることはしない
食べることが好き
緑を好む(赤が自分の中で作られ活動できる)

自分が居心地のいい環境で穏やかに過ごすことができます。

のんびりしすぎてマイペース
太りやすい
すばやく行動できない

大きなトラブルメーカーにはなりにくいですが、太りやすく、動かなくなってしまうと困りますね。

粘液質の特徴が行き過ぎると無気力になります。

気質のサイクル表によると、粘液質の気質にぴったりの職業は歴史年代記編集者で、粘液質と多血質が混ざると講演者、粘液質と憂鬱質が混ざると先生がふさわしいということです。

シュタイナー4つの気質親自分はどれ?

4つの気質は混ざり合っていてどの気質も自分の中にありますが、調和が取れていないと、一つの気質の特徴が強く現れてしまいます。

気質を見極めるテストや星座(ホロスコープ)で見極める方法もありますが、自分はどの気質の特徴をまとっているのか観察することで見極められます。

親の場合、気質の短所が子供の悪影響にならないように注意が必要です。

胆汁質:怒ってばかり

胆汁質の怒ってばかりいる大人は子どもに大きな悪影響を与えます。

ショックを受けた子供はのちに呼吸器や循環器に多いな害を及ぼすことが多いことが分かっています。

改善方法:行動する前に考える

よく考えずに行動し、問題が起こると怒ってしまうので、事前に良く考えてから行動することが大切です。

もし、上手くいかなかったらどうするか対策を考えておくと、人に当たらずにすみます。

怒りがわいたらクッションに当たるとかソファーを叩くとか、周りの人に怒りをぶつけたり人のせいにしないような対策をしましょう。

色を活用する「緑」

赤は活動的な色で、自分に向かってくる力があります。

胆汁質の人が赤にふれるとより攻撃的になるので、安心感や満足感が得られる緑に囲まれていると落ち着くかもしれません。

多血質:自分勝手

多血質が極端になると、自分が積極的に動いて自分の楽しいことを追い求めてしまいます。

子供は集中してじっくり物事に取り組む機械がなく、やる気がなくなっていきます。

子供は物事を深く考え積極的に行動することができず、将来なんとなくいつも疲れている子供になります。

改善方法:短時間一つのことの集中する練習

多血質は自分で気付かぬうちに様々なものに興味が移ってしまうので一つのことに集中する練習を繰り返し行うことで、持続力を高めることができます。

大通りにある対象について意識して見て、呼んでみることが有効です。

色を活用する:青・紫

青は精神を沈静化する効果があります。

活性する赤と沈静の青が混ざった紫は神経を集中させて瞑想を促す効果があります。

憂鬱質:受け入れられない

憂鬱質が極端になると、自分のことばかり考えて批判的になります。

そのため子供のやる行動を受け入れられず、細かく指示をだし、きちんとするように忠告し、否定します。

こどもは自信をもてなくなってしまいます。

常に緊張状態を強いられた子供は大人になって呼吸が浅くなり、将来心臓の病気をもたらすこともあるようです。

改善方法:外に目を向け行動する

自分の個人的な苦しみに目を向けるのではなく、周りの苦しみに目を向けて助けるために行動することが改善方法として勧められています。

自分が犠牲者だという思い込みを改善するために、周りで辛い思いをしている人に目を向けることで自分の殻に閉じこもる癖を改善すことができます。

人の気持ちをくみとり、行動に移すことが大切です。

色を活用する:黄・オレンジ

黄色はいきいきした朗らかな気分になります。青の補色のオレンジは行動に移す力があります。

粘液質:子供に無関心

マイペースでゆっくりおだやかな性格の粘液質の特徴は教育者に必要ですが行き過ぎると、子どもがゆったりしたペースに飽きてしまい、落ち着きがなくなります。

子供は多様な興味や好奇心をもっていますが、粘液質の大人はその気持ちに気付けません。

退屈なので、子供は落ち着かず、イライラしてきます。

改善方法:退屈する

とことん退屈する経験をすると、自分が無関心でいてはいけない状況になったときに改善することができるといいます。

5000ピースくらいの青い空と緑の大地のような単調なパズルをすることが提案されています。

大人は自己教育によって調和の取れた人にならなければいけません。

色を活用:赤

赤はエネルギーがあり活発になる色です。

周囲に赤があると落ち着かず、動きたくなります。

シュタイナー4つの気質子供はどれ?長所を伸ばす方法!

一人の子どもの中に4つの気質があるのにどれか一つが出すぎて調和がとれない状態になっている場合、早めに手入れすることで調和の取れた人になります。

大人が自己教育するより早い段階で教育するのが効果的です。

関るときは、その気質を受け入れ、押さえつけずに十分に発散してあげることで満足させてあげることができ、よい方向に導くことが出来ると考えられています。

胆汁質:尊敬できる人をもつ

胆汁質は自分をコントロールでき、何でも知っている、何でも解決できる尊敬できる親になることが大切です。

親が人生の目標をもち、真剣に生きている姿が子どもによい影響を与えます。

両親が互いに認め合い、ほめている姿を見せるのも効果的です。

胆汁質の持つエネルギーを怒りに使うのではなく、問題解決に使わせるのが有効だといいます。

カンタンな課題ではなく、難しい課題を与えましょう。

胆汁質の正義感や体力,エネルギーをよい方向に発散させるように考えます。

怒ってしまったときの対応はその場でしてはいけません。

暴力をしている間冷静に見守り、時間を少し置いてクールダウンした後に冷静に事実を伝えます。

~してしまったね。というように、本人が自分を客観的に見れるように支援します。

次の日には、怒ってしまった過程を詳しく説明し、自分のしたことを反省する機会を設定します。

胆汁質の親と子どもの相性

胆汁質(子)×胆汁質(親)=相性良し。

何でもできる親を尊敬しています。

しかし両親ともヒステリックで暴力的だと、尊敬できず、子供も暴力的になり、家庭内暴力という問題に発展する危険があります。

胆汁質(子)×粘液質(親)=おだやかでいられる可能性が高い。

正反対の気質で子供は自分にはないあたたかくて穏やかな親が大好き。

子どもが怒っても親はあまりひきずらないで許せます。

しかし、子どもは親にも感情的になってほしいのです。

親が子どもに関心を示さないと文句がでます。

怒っている胆汁質の子どもを笑ったりバカにするのは厳禁!

胆汁質(子)×多血質(親)=相性良し。

親は子どもの長所が良く分かり、子供も親が大好きです。

親が子が爆発する前に朗らかに対応してくれて、爆発してもそれほど気に留めません。

親が色んな人にプレゼントをして子どもが一番でないと感じたり約束を破られたりするなど、子どもが怒ったときにきちんと向き合わないと、子どもとの関係が悪化するので、きちんと向き合いましょう。

胆汁質(子)×憂鬱質=注意が必要。

子供も親も互いの長所はよく理解しています。

しかし子供が怒ると、怒った子どもはすぐにわすれますが、親はいつまでも覚えていて傷つきます。

子どもを怒らせないように気をつけるのが大切です。

親が子供を受け入れられなくなり子供が苦しみ、ますます暴言、暴力をするようになる可能性があります。

しかるときは、子供が落ち着いてから、説教臭くならないように事実確認をしましょう。

多血質:本気で誰かを愛する・あきさせない

注意散漫で集中力が持続しない多血質の場合、本気で愛する人の存在が大切です。

好きな人の興味関心のためなら集中して自分から学ぼうとするので、親のことが大好きというのがポイントです。

家庭は明るく楽しく笑いが絶えず、退屈ではない状態が理想的です。

次に、根気よさを身に付けさせます。

色々なものに短期間自分から興味を持つということを繰り返して集中力を高めます。

あるおもちゃを一定期間与えた後、おもちゃを隠し、しばらくしたら再びそのおもちゃを与えるという方法が1つの対象に自分から興味をもつ、1つのものに集中する練習になります。

多血質の子と親の相性

多血質×多血質=相性良し。

反面教師で子育ては難しくない。親が根気強く物事に取り組む姿を見せる。

多血質×胆汁質=難しい。

ほがらかな子どもを理解して怒らない

多血質×憂鬱質=難しい。

批判や注意をしないで楽しんでいる子供を認める。

多血質×粘液質=子供は心地よく過ごせる。

ものごとに深くとりくむ機会を作る。

憂鬱質:親もたくさんの苦労してきたことを教える・受け止める

憂鬱質は自分の内面に目をむけ一人で悩む特徴があり、くよくよ悩むなと言うのは無理です。

悩んでいる気持ちを十分に受け止めて同情して、慰めてあげることが大切です。

その上で、自分の苦労した話や大きな困難など経験談を話します。

周りの大人もみんな苦労してきたんだと分かると、苦しみは乗り越えられるものだ、いつまでも悩んでいてはいけないと分かります。

そのため親や信頼できる大人は、苦しんで悩んでいる子供を無理に励ますのではなく、悩みに同情して子供の気持ちを理解し、どのように乗り越えられるかを一緒に考えていきましょう。

苦しみを取り除こうと陽気にふるまったりすると、より自分の殻に閉じこもってしまうので注意が必要です。

「シンデレラ」の話を聞かせるのも有効で、様々な広い世界に興味をもたせるための話し合いが大好きです。

思春期には偉大な人物の生涯を学ばせるとよいです。

憂鬱質の子どもと親の相性

憂鬱質×憂鬱質=最も調和が取れる

子供の気持ちが良く分かるので,深く同情できて調和できます。

憂鬱質×多血質=相性良し

共感できるが長続きしないので、子どもは悲しくなり自分の殻に閉じこもるが、朗らかな親の元ではたいていすくすく育つ

憂鬱質×粘液質=落ち着いて過ごせる

子どもがなんども親になきつくと、親は関心を示さなくなることがある。親が子供の気持ちを理解するのは難しい。

自己内省する子どもは穏やかな親のもとで落ち着いてすごすことができる。

憂鬱質×胆汁質=難しい

同じことで何度もくよくよしてしまう子どもに、親は怒ってしまう場面が多くなります。

相性は難しいですが、親は憂鬱質になりきって対応することで、自分の気質を調和させられます。

粘液質:同じ気質の子どもや多くの友達と遊ぶ

粘液質の子どもは大人に何も求めずそっとしておいて欲しいと思っていますが、唯一人には興味があります。

そのため同じように何も積極的にしないおだやかな同じ気質の友達がいたら、何か行動しなければなりません。

その他の興味関心が多様な子供と遊ぶことで粘液質の子どもの興味関心も喚起されていきます。

思い切り退屈し、のんびりさせると新たな気質を伸ばそうとし始めます。

朝早く起こすことや早く学校にいくことも大切です。

粘液質の子と親の相性

粘液質×粘液質=簡単。

穏やかな家庭を作れ心地よい。多様な関心をもたせることを意識する

粘液質×胆汁質=難しい

粘液質の個性をよく理解して思う存分発揮させるように気をつける。

粘液質×憂鬱質=根気が必要

似たような性質のため、大きな問題にはなりませんが、子どもの興味を引き出すように心がけましょう。

必要以上に心配になって忠告し、叱責してしまうことがあります。

根気強く成果を見守ることが大事です。

粘液質×多血質=相性良し。

正反対の性質を持つ粘液質と多血質は、互いに安らぎと楽しさを提供できる良い関係です。

子どもにとって朗らかで楽しい家庭は心地よく、興味関心を広げることができます。

【親子関係改善】シュタイナー4つの気質を理理解し、長所を伸ばし・調和を目指す!

親と子の相性が悪いと嘆く必要はありません。

それぞれの長所を生かして、短所をコントロールしていけば親子で成長することができます。

子供は親を選んできたという言葉を耳にしたことがありませんか?

アントロポゾフィーの考え方では、「気質」は変えることが出来ますが、「自我」は変わらないものです。

何度生まれ変わっても永遠に続く「自我」=「個性」は変えることができません。

自我は自分の課題を知っています。

自分の課題にとりくむのにふさわしい親を選んでくるといわれています。

なので、親は子どもが理解できない、相性が悪いと嘆く必要はなく、互いの気質を理解して、子どもの気質を調和していけるように、自分も自己教育していく必要があります。

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